今朝は早起きして早朝マングローブダイブからスタート。
条件はあまりお勧めできない状況でしたが(山の方が雨降りだったので透明度があまりよくない)
ゲストの方が行きたいとのことなので行って来ました。
今回のゲストの方は特にカメラをされてる方でもなく、魚オタクでもなくごくごく一般的なゲストでしたが
動機を聞いたらマングローブの水面下がどうなってるのか見てみたとのこと。
なんだかそれを聞いて目からウコロでした。
どうしても汽水域に入ると珍しい魚を教えることに集中してしまうので、今回は新鮮な気持ちで入れました。
西表のマングローブ群落の規模は日本一で島の周囲をマングローブで囲まれてるほどです。
マングローブはヒルギの仲間の総称で潜っているエリアはヤエヤマヒルギが多く生息してるところ。
このヤエヤマヒルギの大きな特徴はタコの足のように伸びる根っこ。別名”支柱根”
この支柱根が魚の隠れ家になり幼魚の時にはかくれんぼしてます。

塩分を多く含んだ葉はそのまま海中に落ちて行き、多くの生き物のエサになり分解すれば砂泥にも栄養が行き届きます。
この環境で多くの生物が生息し、海に繋がり更に多くの海洋生物に影響を与えてるわけです。

マングローブに入るたびに西表の自然のサイクルの素晴らしさに感動します。
ただ海水と違い汽水域は水温が2度ほど低いので寒い・・・。